2020/03/11 09:43
新たな学習における既視感の効用。
今から8年ほど前に、こんなブログを書いたことがあります。
参照:母国語以外の言語を習得した人が、新たな言語を習得しやすくなる本当の理由。 http://inkyodanshi21.com/study-abroad/261/
このブログで主に伝えたかったことは、以下の部分です。
ー引用ー
(何か)を習得するまでの道のりを知っている、その過程そのものがすごく重要な経験だと思うのです。
その経験があるからこそ、何が起きても投げ出さずに勉強し続ける事ができる。
伸び悩んだり辛い状況に陥っても「あーこれ知ってる!」という風に落ち着いて対応できる。
そして、どれだけ辛い期間があっても今は黙って手と耳と口を動かし、ひたすら耐える時期だってことを身をもって理解できている。
ー引用終了ー
最近の僕は、恥も外聞もなく、高校生用の受験参考書など読み漁っています。
参照:2020年、31歳から始めるスタディサプリ。 | Wasei Salon https://wasei.salon/blogs/0b8fd77a9eb8
日々わからないことがドンドン増えてきて、それが自分の仕事に直結してくれるわけでもなく、途中で投げ出したくもなってくる時も正直あります。
でも、上述した学習の既視感が自分を支えてくれているなあと感じます。
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ひとが何か新しいことを学ぶとき、必ずそれまでのキャリア、慣れた学習分野に比べて、一気に効率が落ちるときがある。
それはまわりから見れば、「初心者がかぶれている」としか見えないでしょう。
多くの方は、この「他者からの目線」に耐えることができずに辞めていきます。
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でも僕は、この効率が非常に悪い時期や、他者からの冷めた目線も、長い人生の中ではほんの一瞬であることを、これまでの経験を通して知っています。
1年〜7年程度、淡々と継続できれば、また自分がいま得意とすることと同じぐらい、効率よくこなせるようになることを知っている。
他者からも「あいつは昔から頑張っていた」と勝手に評価されるスパイラルに入っていきます。
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だからこそ「この些細な一瞬の恥じらいを恐れて、新たなことにチャレンジするのを諦める」ということだけは絶対にしたくない。
僕自身、さまざまな学習やスキルを習得してくる中で、いつも似たような成長曲線を描いてきたため、自己の経験を通して、みなさんにも心からお伝えしたいことです。
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…いや、ここまで書いてきて思いましたが、こうやってブログに書くことによって、きっと自分自身を鼓舞しているのだと思います。
「今年32歳にもなる人間が、新しいことにチャレンジしても無駄なんだよ…!」と、心のどこかで思い込んでいる自分になんとか打ち勝つため、必死でこんなことを書き綴っているのだと思いました。
今このブログを読んでくださっている方々は、そんな姿も含めて面白がってくれると嬉しいです。
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最後に、僕がこうやって日々新しいことを学ぼうと決心することができるのも、
「これからの働くを考える」というテーマのもと、好奇心旺盛で優秀な人たちがこのサロンに多く集まってくれていることが、とっても大きいです。
一人では絶対に無理でした。
これからもみなさんと一緒に、健やかな形で切磋琢磨していくことができたら嬉しいです。
今日のお話がいつもこのブログを読んでくださっている方々にとっても、何かしらの参考になったら幸いです。