最近、明治という時代を掘っています。
きっかけは、今年に入って大河ドラマ『八重の桜』を観たこと。
このドラマを観ながら、自分は幕末から明治維新までの歴史的な背景はなんとなく理解しているつもりだったけれど、
その後の明治という時代の変化を、あまりよく理解していないなと感じたのです。
そこから日露戦争や日清戦争に向かうまでの日本の社会の変化をあまり知らない。
しかし実は、日本という社会が民衆も含めて劇的に変化していったタイミングは、きっとこのときだったと思うのです。
ということで、最近かなり意欲的に明治という時代を掘り始めました。
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NHKオンデマンドで「明治」と調べると、多くの番組がヒットします。
特に、おもしろかったのはこのNHKスペシャルシリーズ。
https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2010024555SA000/
もちろん、オーディオブックにも「明治」と打つと様々な作品がヒットします。
今から聴こうと思っている大英帝国の旅行家 イザベラ・ルーシー・バードの『日本奥地紀行』なんかは、とても聴き応えがありそうです。
https://audiobook.jp/product/242829
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そして、ここからが今日の本題なのですが、
最近よく思うことは、こうやって「好奇心の連鎖」をつなげていくことがとても重要だなあと。
さもなければ打ち上げ花火のように「あー、おもしろかった!」と感じるだけで終わってしまうから。
決してそれ以上深まっていかずに、新たな学びにもつながらない。
本当に大切なことは自己の内なる感動を、次の学びの原動力に変えること。
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一番近い感覚は、手持ち花火の火を消さないようにつなげていくような感覚です。
手に持っている花火の火が消えないうちに、次の花火にうつしていく。
一度火が消えてしまい真っ暗になると、ライターやマッチを使って再度火をつけることがとても困難になりますから。(風が強い日なんて特に、です。)
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では、好奇心の連鎖をつなげるためには、具体的にどうすればいいのでしょうか。
まずは、自分が何におもしろいと感じ、どこに感動したのだろうか、と考えること。
これが一番重要だと思います。
最近は、さらに一歩進んで考えて「自分は一体何に対して尊いと感じたのだろうか」と真剣に考えるようになりました。
なぜなら、自分が何か目の前のものに強く心を打たれている瞬間は、そこに何かしらの「尊さ」を感じている場合が多いから。
実際、自然と独り言で「尊いなあ」と言っていることに気づきました。
その「尊さの源泉」とは何かを必死に探るようにしています。
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この尊さから好奇心の連鎖をドンドン繋いでいくと、学ぶこと自体が一気に楽しくなっていきます。
水車のように勝手に回り出すのです。
勝手に回り出すと、もう止まらない。
新たな学びがまた次の学びを呼び、いつの間にか自分自身もその「尊さ」を次世代に繋いでいきたいと感じるようになる。
逆に言えば、古くから人間は、この尊さの火を次世代に託し、それを繋いできたのではないかとさえ思います。
だとすれば、僕らはその尊さに対し早く自覚的にならなければならない。その火が消えないうちに。
それはきっと空気のように当たり前に存在しているものなのです。でも長い歴史を振り返ると、まったくもって当たり前ではないことでもあるはずなのです。
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さて、冒頭の明治の話に戻ると、今年の大河ドラマの主人公はありがたいことに、渋沢栄一です。
この流れに乗っかろうと出版業界や図書館、渋沢栄一にゆかりのある土地では、早速「渋沢栄一に関連するフェア」が今まさに始まろうとしている。
それで言うと、今年は明治が掘りやすい年でもある。
もう少しこの社会の追い風の中で、明治という時代を掘り続けてみたいと思います。
いつもこのブログを読んでくださっている方々にとっても、今日のお話が何かしらの参考となったら幸いです。
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