先日、佐々木俊尚さんの朝キュレのツイートで知った、こちらの取り組み。


https://twitter.com/sasakitoshinao/status/1244766110035202048?s=20

この取り組みの中で、同梱されていたお手紙に書かれている

「今、できることをみんなで考えました。」

という冒頭の文章が大変素晴らしいなあと思いました。

今日はこれを受けて、このサロンの中でも「今できることを、みんなで考えてみませんか?」 というご提案です。

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これだけ世界中が混乱している中で、誰もが不安や不満を抱いているのは当然のことだと思います。

そんな中、政治家や専門家のひとたちに対して文句をつけることなら、誰にでもできる。

でも、この事態を受けて「自分たちにできることは何なのか?」を真剣に考えて、実際に行動にうつせる人は、数限られていると思います。

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もちろん、その行動はどんな些細なことであっても構わない。

社会全体に向けたものである必要は一切なく、このサロンメンバーのためだけ、友人や家族のためだけ、はたまた自分自身のためだけであっても良いと僕は思います。

本当に大切なことは、「今自分ができること」は何なのかをじっくりと考えてみて、それをひとつずつ実験してみること。

それが「今ここを生きる」ということに繋がっていくような気がしています。

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先日読んだ本の中に、

「世界は教えではなく、実証をのぞんでいる」

という一文が出てきて、何気なくメモをしたことを今でも覚えています。

有り難い「教え」は、既に世の中に溢れている。

そうではなく、それを受けてひとつずつ「実証」していきたい。どんなに規模感が小さくたって構わないから。

自分ひとりでは実現困難なことであっても、複数人(コミュニティ)であれば、実証することができるかもしれません。

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昔はきっと、「地域コミュニティ」がそれを担っていたのだと思います。

でも次第に工業化の波が押し寄せて、地域住民がバラバラにされてしまい、次は企業コミュニティがそれを担うようになった。

ただし、企業も資本主義のシステムの中でドンドン巨大化してしまって、利潤を生み出すためだけの組織として変わっていきました。

利潤に寄与しないリスクは、極力負わないように意思決定するようになってしまったのです。

中にいるコミュニティメンバーのひとたちの「楽しさ」や「やりがい」「貢献感」は二の次となってしまっている状態です。

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本来は地域や企業のような「中間共同体」が担っていたはずの「今、私たちができることを考える」という機能を、僕はこのオンラインサロンでもう一度取り戻してみたいと思っています。

この活動によって、何か明確な対価が得られるわけでもありません。


もちろん、資本主義的な観点から考えられる「利益」と呼ばれるものは一切ない。

でもこんな時だからこそ、今できることをみんなで一緒に考えてみたいのです。

実現可能性や利害関係などは、一旦横に置いておいて。

もし参加者が1人でもいてくれたら、考えるための機会としてのオンラインイベントを実際に開催してみたいなあと思っています。

サロンメンバーのみなさんの中で、今回のお話にご興味のある方がいらっしゃれば、ぜひこの記事の下のコメント欄に書き込んでもらえると嬉しいです。