「働く」に付随したこれらの要因について困っているひとを、これまで数多く見てきました。
もちろん自分自身も、何度も悩み苦しんできた事柄です。
そしてこれらについて困るひとたちには、ある共通点があることに気がついたのです。
それが、今日のタイトルにもあるように「困るひとは、困ったときだけ考える」ということ。
上述したような事柄でいつも困っているひとは、困っているそのときだけ、そのことについて考えているんです。
「そんなの当たり前じゃないか…!」と思われるかもしれません。
しかし、上述したような事柄に困っていないひとは、困っていない時であっても、そのことについていつもひたすらに考え続けているんですよね。
今日はそんなお話を少しだけ。
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困らないひとは、いつも先回りして考えています。
今後のシナリオをいくつも考えながら、最悪の場合までを想定しながら、しっかりと事前に準備しています。
もし仮に、困ったことが現実に起きてしまった場合であっても、事前に準備していたシナリオ通りに粛々とそのことに向き合い、対応する。
一方、いつも困ってしまうひとは、日々の生活の中で、そのことについて全く考えていません。
そして、困ったことが起きたときだけ考える。
事前に準備をしていないため、毎回それで痛手を負うのですが、嵐が過ぎ去ったら、また日々の日常に戻り、そのことについて考えることをやめてしまう…。
そしてまた同じような嵐がやってくると、同じように悩むのです。
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この点、病気なんかはとてもわかりやすい例かもしれません。
健康なひとは、病気になるリスクを事前にある程度把握して、健康のことを常に考え続けながら、健康な状態の時から、日々の食事や運動、睡眠に気をつかっています。
一方で、病気になって困るひとは、病気になるまで、自身の健康状態について考えることはありません。
病気になってみて初めて、日々の食事や運動、睡眠などが疎かになっていたことに気づくのです。
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つまり、困らないための秘訣とは、困った時も、困っていない時も、どちらの場合において常にひたすらそのことについて考え続けるということなのかもしれません。
そうすることで、何気ない日々の日常生活の中に改善のヒントを見つ出し、常に最善に向けて取り組むことができる。
リンゴが木から落ちる時に、万有引力を見つけたという寓話「ニュートンのリンゴの木」のような教訓にも近いお話です。
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好きこそ物の上手なれで、日々考え続けることによって、その問いから自然と解放されていく。
(※あくまで「考える」であって「悩む」ではないことには要注意)
そんなことに気がついた今日このごろ。
いつもこのブログを読んでくださっているみなさんにとっても、今日のお話が何かしらの気づきにつながれば幸いです。