この一年「応援」というキーワードを以前にも増して頻繁に耳にするようになりました。

コロナ下でも、「この飲食店は応援したい!」と思われるようなところは生き残ることができましたよね。

一方で、チェーン店や価格だけで勝負していたようなところは軒並み苦戦を強いられています。

「応援したい」とは、具体的にどういうことなのでしょうか?

思うに、応援したくなるは、つまるところは「人柄」なのだと思います。

では「応援したくなる人柄」とは実際どんな人柄を指すのか。


「働く」においても非常に重要なキーワードとなってきたため、今日はそんなお話を少しだけ。

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さまざまな要因があると思いますが、やっぱり一番は「信頼されること」がまず重要なのだと思います。

そのためには働くうえで絶対に嘘をつかないこと、また仕事の成果のクオリティに関わらず、ちゃんと約束を守ること。若い人であれば特に、です。

参照:何者でもないときほど、小さな約束を守ろう。 https://inkyodanshi21.com/blog/14318/

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とはいえ、このような「正論」や「真面目」な話が一方で飽き始められているのも、事実だと思っています。

なぜなら、みんなが同じことを言い始めているからです。

みんなが同じことを言い始めているその理由は、この方向性以外は、オープンな場だと炎上する可能性が高いから。

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つまり、このベクトルに舵を切るのがいま一番リスクの低い「応援の余白、応援され白(しろ)」があるということは間違いありません。

だからこそ、いまみんなが同じ方向に向かってしまってしまっているんですよね。

人間に限らず、法人も、特に多くのメーカーやブランドが「サステナブル」や「SDGs」の流れに乗っかっているのも、それが理由かと思います。

これは当然と言えば、当然の流れです。

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でも、多くの人が同時にその方向に向かうとき、僕らは何度も似たようなものを目にするわけですから、飽きられるのもかなり早いです。

レッドオーシャンに自ら飛び込んでいくようなもの。

まだ何者でもない人は、それ以外の余白も探らなきゃいけない。

これは決して「誠実であるな」というわけではなく、「誠実」はもうデフォルトで、そのうえで何をプラスしていくのか、ということです。

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この点、一つ可能性としてあるのは「記憶の共有」なのではないかと思っています。

その他大勢じゃない、「このひと」になること。

『星の王子さま』でいうところの「友達になる」っていうことにも近いかもしれません。

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家族や親戚、親しい友人や長年一緒に仕事をしてきた同僚なんかは、どんな人柄であっても、自然と応援したくなりますよね。

実際に、昨年のコロナの状況下で何かしら支援した、支援されたという方もきっと多いのではないでしょうか。


それはたぶん「記憶を共有している」からです。

だからこそ、誰かの「このひと」になることは、とても強力な「応援され白(しろ)」になる。

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とはいえ、そのような間柄を新たにつくることが難しいのも現代です。

オープンのSNSの場では、本音を出しづらいため、なかなかそんな相手とは出会えません。(数年前までは可能でした)

そのために、このWasei Salonのようなクローズドなオンラインサロンが必要とされるのではないかというのが、今の僕の仮説です。

ときには家族や親しい友人にも相談しにくいことを、腹を割って話せる空間。

実際、僕自身もこのサロンのオンラインイベントなどを通じて、そうやって何度も腹を割って深い対話を繰り返すことで、自分の中で「このひと」と思えるひとが一気に増えてきました。

会社のメンバーと同じぐらいに大切に思えるひとが一気に増えたのです。

この豊かさは、本当に何ものにも代え難いなあと思っています。

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今年はより一層、そんなかけがえのない間柄をそれぞれのメンバー間で構築できるサロンを目指していきたいと思っています。

これがいまの僕らの生存戦略です。

ちょうど昨夜も、そんなオンラインイベントが行われました。メンバーのみなさんは、ぜひアーカイブ動画を観てみてもらえると嬉しいです。

今日のお話がいつもこのブログを読んでくださっているみなさんにとっても、何かしらの参考となったら幸いです。

そして、このサロンにご興味のある方はぜひ、メンバー募集に応募してみてもらえると嬉しいです。