紀行文を読むことが好きで、子どもの頃から、フィクションもノンフィクションも、ふと目にとまったときには手にしていた。

ガイドブックよりも、その人がどんな景色を見て、何を考えて、誰とどんな話をしたのかということに興味があって、頭の中を妄想でいっぱいにしながら、同じ場所を旅するというのが好きだった。   


わたし自身も、挑戦してみようと、日記やnote、いくつか挑戦してみたけれど、なかでも、スライドに自由な形式でまとめるデジタルス・クラップブックのような紀行文を作るのがとても、楽しいし向いている。

紀行文を書くことの効能は、数ヶ月、数年後にも、当時、何に感動して、何を考えていたということが旅の記憶とともに立ち上がることだと思う。細やかな感情や、そのときに置かれていた状況によって、感じ方、目にとまるものが違い、たまに見返すと発見がある。

さらに、noteなどのブログとは違い、誰にも見せないからこそ、表現することが制限されず、好きなように書き留めておけることもいい。

内容は、事実を並べた記録を書いてもいいし、景色から着想を得て考えた詩でもいいし、写真や絵を並べておいてもいい。
スクリーンショット 2022-01-24 20.05.17.png 332.01 KBKeynoteで作成して、そのまま保存しているだけなので、いつか、枚数が増えてきたら、印刷してファイリングしておくのもいいなあと思っている。

今回、ちょうど1年前の紀行文を読み返していて、今では気にしていないことを気にする自分がいたり、新しい景色に出会っていたり、内面的な変化を事細かに知ることができて、過去の自分と文通をしているみたいで楽しかった。