昨夜、Wasei Salon内で「これからのオンラインイベントを考える」zoomイベントを開催しました。


https://twitter.com/SsfRn/status/1254744783735541763

参加者のみなさんには、様々なアイディアを出していただき、企画のタネもたくさん生まれて、本当に楽しいイベントでした。

今日のブログでは、昨日の内容を振り返りつつ、それぞれのアイディアに共通する点が何だったのかを僕なりに探ってみたいと思います。

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思うに、このコロナウィルスの影響を受けた昨今、イベント運営者側もみんな完全に手探り状態だと思います。

これまでのオフラインイベントは、トークイベントが主でしたが、トークイベントをそのままオンラインに持ち込んでみても、話す力が相当ある強者しか、スクリーン越しの視聴者を釘付けにすることは難しいと思います。

イベント自体も、コロナ時代の新たなルールに従って、全員がゼロスタートで考えるべきタイミングが、今なのだと思います。

https://wasei.salon/blogs/e2a13980d9e3

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であれば、もうメンバーの皆さんに直接「どんなイベントを体験してみたいのか?」を相談してみよう!そう思って企画したのが、昨夜のイベントです。

90分という短い時間でしたが、さまざまなアイディアが生まれました。

たとえば、それぞれのメンバーの偏愛をライトニングトーク形式で語り合うイベントや、メンバーそれぞれの読書スタイル語り合うイベントなど。

あと、おもしろいなあと思ったのは、同じ料理(それぞれが同じレシピで自作するか、同じところからお取り寄せ)を囲んで、遠隔でも食卓の団欒をつくり出したいというアイディアも。

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思うに、このような状況に置かれて、いま僕らが心の底から望んでいるのは、

お互いの「多様性」を尊重しつつ、

そこから「新しい発見」を得て、

「同じ時間を共有」することなのだと思います。

しかし、インターネットで得られる体験というのは、これらの対極にあるもの。

具体的には、

画一性(声が大きい特定のインフルエンサー)が強くて、

既知の深掘り(興味関心があるジャンルのみフォロー)することに適していて、

異なる時間を共有(アーカイブやストックされたものに触れる)ことがメインです。

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コロナの影響が現れる前までは、オフラインの体験が、前者三つの要素(欲求)を担保してくれていたのでしょう。

しかし、いまは全てがオンライン上で完結させなければいけない状況になっていて、枯渇するのは「これまでオフラインで得ていた感覚や感情」のほうなんだろうなあと。

少なくともこのWasei Salonに参加してくださっているメンバーのみなさんは、そういった方々が多いのだと感じました。

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さて、今ここで、よりオンラインに特化させていくことも戦略のひとつだとは思います。

しかし、プロ中のプロもそこに参戦してくるため、なかなか厳しい状況になるでしょう。

https://twitter.com/hirofumi21/status/1251689519838973952?s=20

せっかくの機会(チャンス)なので、Wasei Salonでは、あえてオンラインが苦手としていること、そして「いま多くのひとが求めているであろうことを、オンライン上で実現させるためにはどうすればいいのか?」を考えながら、実験していく場にしていけたらと思っています。

サロンメンバーの皆さんもぜひ楽しみつつ、一緒に新しい可能性を探っていくことができたら幸いです。

今日のお話がいつもこのブログを読んでくださっている方々にとっても何かしらの参考となったら幸いです。