昨日はSUSONOのイベントに参加してきました。テーマは「書く」。

トークのメインは、佐々木俊尚さんの年内発売予定の新刊及び「書く」ときのスタイルについて。

「佐々木さんは、日々読んでいる記事を全て覚えているんですか?」という会場からの質問に対して「大体は自分の頭で記憶している」と答えていました。

ツイッターでシェアする(アウトプットする)ことで、記憶の定着につながるのだと。

ただし、全てを覚えているわけではなく、断片的に覚えているだけで、あとはキーワード検索をするそうです。

断片的な記憶はあくまで引き金で、過去のアーカイブをTwitterやGoogleなどで検索することで、記憶のすべてが蘇るのだと。

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これは僕も似たような経験がありまして、よく聞かれるところでもあります。

「ブログ内に、過去のブログ記事や過去のツイートを当たり前のように引用しているけれど、何かにメモしているんですか?」とよく聞かれます。

メモは特にしていません。

会話している最中だったり、新しいブログを書いているときだったり、何かしらのタイミングで、ふと思い出すんです。

自分がアウトプットしたことがある内容だと、本当に10年ぐらいは忘れません。

何かの話題が引き金となり、ふと思い出す。あとは外部脳にまかせて、GoogleやTwitterなどでキーワード検索をするようにしています。

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日々アウトプットをしておくことの重要性は、ここに全てが集約されると思っています。

現在の自分が印象に残ったところを、「未来の自分」に対して届けるようなイメージ。

これがアウトプットをしていない記憶だと、1年前のことでさえ全く思い出せないから不思議です。

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そんなことを考えながら、佐々木さんの話を聞いていたら、すぐに具体的な体験をすることができました。

「佐々木さんが『書く』ときのツールとして、特別なことは一切しない。Macの標準的な機能を使うようにしている」というお話をしているときに、すぐにこの記事のことを思い出したんです。

参照:Googleリーダーの終焉から考える新しい時代の情報収集とは。 | 隠居系男子 http://inkyodanshi21.com/news/480/

僕が、2013年に書いた記事です。

今とはだいぶ文体が異なり、掘り出してくることさえ恥ずかしいのですが、やっぱりすぐに思い出せてしまうんですよね。

この当時、佐々木さんとはまだお会いしたこともなかったのに、朝キュレで佐々木さんが紹介してくださって、とても印象に残っている記事でもあります。

参照:毎日続けることは才能さえも凌駕する。 | 隠居系男子 http://inkyodanshi21.com/daily-2/2633/

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話をまとめると、ネット上のアウトプットは何のためにするべきかと言えば「自己の記憶の定着のため+キーワード検索ですぐに引っ張り出せるようにするため」なのだと思います。

なかなか物覚えが悪くて困っているという方々にとって、今日のお話が新たな記憶の定着方法として何かしらのお役に立てば幸いです。