突然ですが、いま自分が取り組んでいる仕事は、自分から積極的に振り返りたい!もっと高めていきたい! と思える仕事でしょうか。

それとも、終えることが目的となっていて、完了したら、すぐにでも目をそむけてしまいたくなるような仕事でしょうか。

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思うに、反省や復習というのは誰かに命令されて行うのは一番辛いことです。(反省文なんかはその典型)

でも一方で、人間が一番伸びる瞬間でもあると思うのです。

自らの行いを客観的に捉えて、トコトン自分の行いについて考える時間となるからなのでしょう。

だからこそ、教師や指導者は口酸っぱく復習や反省をすることの重要性を生徒に教え込もうとします。

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以前、ブログに「努力の娯楽化」の話を書いたことがありまして。

参照:天職を見分ける方法、それはディティールが好きかどうか。 http://inkyodanshi21.com/events/10754/

この話をすると、大抵の方は、時間を忘れて没頭しドンドン何かを作り出す、そんな前向きな姿勢を思い浮かべるかと思います。

でも本当の意味での「努力の娯楽化」とは、「徹底的に反省すること」や「次に生かすために改善点を探し出すこと」であり、それをまるで娯楽のように楽しく行えている状態を指すのかもしれません。

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この点、明石家さんまさんは以前何かの番組内で、「自分が出演した番組を必ず毎晩見返す」とおっしゃっていました。

しかも、自分で自分の話(笑い)をおもしろがるそうです。

これぞまさに、復習や反省における「努力の娯楽化」と言えるのではないでしょうか。

こんな風に自然と復習や反省に取り組めてしまっているひとが、成長しないわけがありません。

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だからこそ僕らも、自ら積極的に反省や復習したくなる働き方を目指していきたい。

そう思えるように仕事に取り組むことが、自己の能力アップにおける一番の近道になるような気がします。

他人のことばかり気にして、復讐ばかりしているひとの姿は、見ていてとても辛いですが、

自己としっかりと向き合い、復習をしながら常に改善に取り組んでいるひとの姿は、なぜだかまわりの人の心も打ちますから。

「あなたに仕事を頼みたい」という場面も自然と増えてくることでしょう。

今日のお話が、いつもこのブログを読んでくださっているみなさんにとっても何かしらの参考となったら幸いです。