「おすすめのクレジットカードは何ですか?」
と聞かれても、安易に答えることはできない。なぜならそれは質問者のライフスタイルによるからだ、と。
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みなさんもご存知の通り、クレジットカードの種類は無数に存在します。
もちろんこれは金融戦争の側面もあると思います。
しかし一方で、それだけ消費者のライフスタイルが多様化している証でもある。
そして、この話を受けて僕はいつも思うのです。
商業は正直だなあと。
商業ではなく、経済合理性と言ってもいいのかもしれない。
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僕らはどうしても、人種や国籍、性別、学歴など、従来からある枠組みでライフスタイルが規定されていると思ってしまいがち。
「あの人も、自分と同じ日本人だから自分と似たようなライフスタイルを送っているはずだ」と観念的に思ってしまいます。
でも、実際は全くそんなことはないんですよね。
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たとえば、少し例えが古いかもしれないですが「ボボズ(ブルジョアとボヘミアンの造語)」の若者は、アメリカだけでなく、世界中に存在しています。
そして、同じ国の同世代よりも、肌の色や目の色が異なる国境を超えたボボズ同士の方が、瓜二つのライフスタイルを送っている可能性が高いわけです。
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一体、何が言いたいのかと言えば、
「こうあるべき、こうなっているに違いない」は大抵の場合、商業側からみると大きく間違っている場合が多いよ、ということです。
その何よりの証が、クレジットカードの多様さやアプリ(サービス)の多様さであり、経済活動の選択肢の量として現れている。
だからこそ、ニワトリが先かタマゴが先か、という話ではないけれど、経済活動から変えていく必要性がある。
そうすれば、自然とライフスタイルも理想のものへと変化していくのだろうなあと。
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つまり、ライフスタイルは思考じゃないんです。経済活動が規定している部分が非常に大きい。
努力や根性論などを用いなくても、経済活動を変えるだけで、自然と自分が理想とするライフスタイルへと近づいていく。
そんな簡単なことに、30代になるまで全く気づきませんでした。
今日のお話が、いつもこのブログを読んでくださっている方々にとっても、何かしらの参考となれば幸いです。