昨夜サロン内で、Podcastや音声コンテンツ好きのメンバーが集まり、その魅力について深く語り合うというイベントが開催されました。

みなさんのお話を聞きながら強く印象に残ったのは、音声配信の場合は、その番組が気に入ったらアーカイブすべてを聴いてしまうということです。

これは、音声コンテンツならではの特徴だなあと。

好きな作家さんやブロガーさんの文章であっても、過去のテキストコンテンツのアーカイブまで全部読むのは結構辛い。

しかし、音声なら「再生ボタン」を押して、1〜2時間でも家事や散歩に出かければ、2倍速で聴くだけで、4時間分のコンテンツを聴けてしまいます。

それを数回繰り返すだけで、アーカイブはすべてを聴き終えてしまいます。

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この点、ウェブ上のコンテンツは、パッケージがしにくい分野であって「ノンリニアのコンテンツ」だとよく言われますが、音声コンテンツは「パッケージ」という意味でも、非常に優秀な形式なんだなあと改めて思わされました。

参照:  バイラルメディアに対する違和感の理由と、”親近感”というハイコンテクストの可能性。

『鬼滅の刃』のヒットの要因としてよく語られる「巻数の少ない漫画」みたいな感じだといえば、わかりやすいでしょうか。

そう考えると、先日書いた「新たに学びたいこと」のアウトプット先としても、非常に優秀な場に思えてくる。

参照: 何かを学ぶと決めたら、学ぶよりも先にアウトプットする「場所」...

なぜなら、まずYouTubeやNetflixの動画のように時間的、金銭的、空間的なコストが全てかからないからです。

さらに、炎上しにくいのも音声の特徴です。嫌いな人の声をずっと聞き続けるひとはなかなかいませんし、わざわざそれを書き起こしするひとも少ない。

何か新たなことを学んだり、誰かと一緒に対話して深めたりしながら、初学者に向けて発信するコンテンツづくりにおいて、音声コンテンツという手法は最適なのかもしれません。

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実際、僕自身も過去に、2019年から約1年半のあいだ「お金」と「人間関係」というテーマで、Podcast番組をF太さんと一緒に全72回配信してきました。


自分自身がこの番組を通じて得た気づきや発見は、本当に計り知れないですし、この番組を初回から全て聴いてくれているリスナーさんも未だに存在しています。

現在は、この番組と同じ制作スタッフで「オーディオブックカフェ」という番組を始めていて、こちらではオーディオブック化されている書籍及びオーディオブックの魅力をひたすら深掘りしています。


この番組の収録前に、取り上げる書籍の予習をしっかりとしながら本番を迎え、そして配信日にまた自ら聴きながら復習する、この一連の学びの時間が最近は毎回楽しくてしょうがないです。

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以上のような理由から、何かを新たに学んだり、そのための勉強会や読書会をするなら、学んでいる内容を音声コンテンツとして配信していくのは、すごく良い方法だなあと思います。

「ひとに伝える」というアウトプットが、一番の学びにつながるのだから。

ここ数年、音声コンテンツ市場の広告費も毎年倍増し続けているような状況で、うまくいけば音声配信だけで食べていけるような時代になりつつもあります。

もちろんその変化に伴って、配信するためのアプリやガジェットも非常に充実してきて、誰もが簡単に今すぐ始められる。

自らの学びのアウトプット先を探している方は、テーマを明確に定めた(←ここ重要)音声コンテンツづくりは非常におすすめです。どうぞお試しあれ。