「#この1年の働くを振り返ろう」アドベントカレンダー19日目を担当する天野です。

普段は都内のクリエイティブ企業にてwebエンジニア見習いをしながら、Wasei Salon運営チームと協働でライブ配信に特化した映像制作をしています。


今年も毎年のごとく変化に富んだ一年になったので、この場を借りて振り返らせてもらいます。

「社会課題の解決」に募る違和感

5年がかりで関わっていたとある執筆家のマネジメントチームから卒業し、新たな一歩を踏み出した今年の初め。

兼ねてより自身の活動領域でもあった「社会課題の解決」をコンセプトとした事業に携わらせてもらうことに。

関わる中で、SDGsをはじめとするカタカナ言葉が世間でバズワード化しゆく流れに違和感が募り、春先には燃え尽き症候群らしき症状にも苛まれ、関わっていたすべてのプロジェクトから離れる決断をして今に至る。

それからは、ぼくの特性を理解してくださっている周囲からの勧めをきっかけに、所属する会社からの協力もいただきつつ、webエンジニアとしての新しい道にチャレンジ中です。

コントロールできることに注力する

5年ほど前の活動当初を振り返ってみれば、家業の旅館運営時に、"人の心と消費の相関性"に疑問を持ったのが何よりのきっかけだった。

そんな初心を思い出し、内から湧き出るその言葉や感情は本当に自身の声なのか?自身のフィルターがかかった社会に漂う"空気"から生まれたものではないのか?と自身との対話を深めていった。

そこでたどり着いたひとつの解が、自身でコントロールできることにまず注力するということ。

「正しさ」も群衆化すれば対立を生みかねないし、自らが抱える問題の怒りの吐け口にもなり得てしまうからこそ、自分自身を調え、世界の見方をシンプルに捉えていこうと試みた。

その試みの過程で、家族とも「〜しなければならない」というmustな関係性を脱却し、昔は嵐のようだった家庭環境も驚くほど良好になって、心の平穏へと繋がった。

さらに、夏場にとある予防医療施設で栄養解析や、腸内環境と代謝分泌の検査も行い、身体と精神の両軸からアプローチしはじめて、やっとニュートラルな自分を確立できてきた。

身近な人との関係性の修復や、栄養の過不足を調整するだけでも、感情の振れ幅を小さくすることができるし、自身の状態が調えば世界の捉え方も大きく変わってくる。

自身の変化も極めていけば、自ずとまわりへ響きが伝わり、一筋の光を生み出す事もできる。それがたとえ小さな変化であろうとも、歩む方向を間違えない限り、道先を照らしてくれる光になってくれると、自身の経験から実感することが出来た。

“あいだ”を生きる

意図せずして昨年と同じような内容になってしまったけれど、最後にこれからの抱負を一言だけ。

どれだけ自身を調えようとも、苦悩が立ちはだかる時もあるし、喜びに溺れかけることもある。そんな時に、どちらの感情にも安住することなく、"あいだ"を彷徨うことすらも味わえるような人生にしていきたい。

本年もお世話になった皆さまありがとうございました!