先日、こんなツイートをしてみました。

これはもはや、ライフスタイル商品ならぬ、ライフスタンス商品だなと僕には思えてしまいます。

「ライフスタイル」と「ライフスタンス」の違いについては、過去に何度もブログにも書いてきたことがある内容ですので、合わせてこちらの記事を御覧ください。

参照:NFTの「ウォレット履歴の美しさ」が「信用」を可視化し、「お金」の代わりになる時代がやってくる。

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きっと、来年あたりには、この現象をいろいろなウェブメディアやマスメディアが取材し、広く話題になっているように思います。

その上で、僕が今強く思うのは、2010年代までがインスタと絡めた「ライフスタイル」のECショップが全盛を極めた時代だったと仮定すれば、2020年代というのは、NFTと絡めた「ライフスタンス」のECショップが主流となること、それはもう間違いなさそうだなあということです。

今日はそのように考察する理由について少し書き残しておこうかなと。

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LLACはこのまま順当にいけば、きっと糸井重里さんが率いる「ほぼ日」や、今年上場を果たした「北欧、暮らしの道具店」のような、大手のライフスタイル系のECサイトが実現してきたような施策を、NFTの文脈ですべて踏襲することができるでしょう。

実際にやるかどうかは別にしても、それぐらいに事業に「伸びしろ」があるということです。

そして、お客様側も、ただ自己のお金を投じて物販商品を消費し続けるのではなく、同時にNFTを所有し続けることで、LLACと共に経済的にも成長していくことができる仕組みも生まれてくる。

これが本当にすごいことだなあと、僕は思っています。

なぜなら、これまでの応援消費はどこまで言っても「お金の横流し感」は否めなかったからです。

平日は、大して好きでもない嫌な仕事をしつづけて、ある程度の金額の給与を稼いで、そのストレスの発散として、好きなブランドやお店の商品を買って気持ちを紛らわせるという構造。

その構図自体は、誤解を恐れずに言えば、ホストに貢ぐために水商売で仕事をしている女性たちと大して変わらない。

そしてその仕事が嫌になればなるほど、ストレス発散にかかる費用もかさみ出し、より大金が必要になるという悪循環です。

でも「NFT×ライフスタンス商品」の場合は、そうではないですよね。

自らが、そのプロジェクトと一緒に経済的な成長を目指すことも、本当の意味で可能となるわけですから。

そこに、ゆるやかな経済圏のようなものが生まれてきて、本当の意味でお金が循環していくはず。

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「だとしたら、ほぼ日やSupremeなど、既存の有名な企業やブランドがNFTを始めたらそっちが強くなってしまうのではないか?」

そう思われるかもしれないですが、そうじゃないのも、NFTやweb3文脈の最高におもしろいところだと思っています。

なぜなら、この仕組においては、何よりも「伸びしろ」があることが重要なことになってくるからです。

まだ世間では誰にも知られていない、知名度がゼロに近い状態からのスタートであればあるほど応援する側にはメリットがあるのです。

ネット上の一部コミュニティでは熱狂的なファンが存在しつつも、私の実生活の中では誰も話題にしていない、という状況が一番大きなチャンスなんですよね。

なぜなら、そのような伸びしろがあればあるほど、その経済的なリターンや、その活動に参加した時に、自らが今後の人生の中で味わえる感動も大きくなりますから。

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これは、スタートアップのどの段階からジョインするかによって、その旨味を味わえる割合や度合い変わってくるということと、とても良く似ています。

まだ社員数が少なく、10名以下ぐらいのタイミングからその会社の社員になっていれば、与えてもらえるストックオプションも当然多くなるでしょうから、上場したときには経済的にかなり潤います。、

その社員10名程度の規模感から、上場するまでのプロセスや過程は、本当にダイナミックであり一番ドラマチックでもあり、感動もひとしおですよね。

既に知名度がある企業やブランド、IPの場合においては、これからNFTやトークンが売り出されたとしても、すぐ高値をつけてしまって、金額の振れ幅も小さいですし、最初から高額な状態が長くダラダラと続くだけになると思います。

それは、日経平均株価を決めている225社の株価みたいなもの。

既にみんなが知っている会社であればあるほど、そこから10倍、100倍と大化けするような可能性はかなり低いと思います。

それは、今からGoogleやAmazonの社員になるようなものです。安定はするかもしれないけれど、感動はしないというような。

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さて、ここから少し卑近な例になってしまい申し訳ないのですが、あえて少し語ってみたいお話があります。

僕の小学校のころからの幼馴染で、自他共に認めるものすごいアイドルオタクの友人の話です。

彼は、ももクロやでんぱ組のトップオタと呼ばれるようなポジションにもいたそうです。

具体的には、ももクロやでんぱ組がまだまだ知名度が低く、小さなライブ会場でライブをしているときから頻繁に通い、彼女たちから名前と顔を覚えられて、タメ語で会話するような関係性だったそう。

もし彼が、今ごろももクロやでんぱ組のNFTやトークンを所有していたら、とっくに「億り人」になっているはずです。

実際、かなり初期の頃のグッズは、メルカリで相当な高値となっているそうです。

きっと、彼には僕らにはわからない将来確実に跳ねるであろうアイドル像が見えているのでしょうね。だから、何度でも当てられる。

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そんな彼のような目利きがこれからは、本当に楽しい人生を送れるようになると思うのですよね。

だとすれば、ここで大きな逆転現象が起きてくることにも、気付けるはずなのです。

それは、彼のようなアイドルオタクが、次にどのグループを推すのかが非常に重要な要素になってくるっていうことです。

なぜなら、もしNFTが当たり前のように流通する世界であれば、彼は本当に小さな会場からのライブで配られているSBTを大量に集めているはずで、それを積み重ねることによってきっと確固たる信頼の地位を築いてるだろうし、NFTでの含み益も相当な金額となっているでしょう。

そして世間は、彼が次に何を応援するのか?に注視して、ベットするようになる。

そうやってきっと、主従関係が逆転していくのです。

これは、以前、この記事でも書いたとおりです。勝たせたい人が勝っていく図式になるのです。

参照:「人検索」から「トークン検索」の時代へ。

ウォーレン・バフェットが率いるバークシャー・ハサウェイが次にどこの企業に投資したのか?みたいな話にも非常によく似ている。

結果的にヒト・モノ・カネのすべてが、最初から集まってくるようになるんですよね。

いま、まさにそのような未来が目前に迫ってきている状況なのだと思います。

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その時に必要になってくるのは、やっぱり「ストレス耐性」であり、その応援される側の人間の器です。

応援される人間が、その圧倒的に押し上げられるエネルギーの中で、非常に多くの人達から御輿を担がれるようなポジションになったとしても、本当の意味でそのストレスに耐えられる人間なのか、その器がある人間なのかどうかを厳しく見定められるようになるのだと思います。

LLACはそういった意味でも、非常に優れているメンバーが揃っている。

しゅうへいさん、うむ子さん、イケハヤさんなど、みなさん全員がそのストレス耐性がとっても強い。ものすごく盤石なチームだなあと思います。

だからこそ、僕は安心してこのプロジェクトを応援し続けていられるのだろうなあと。

いつもこのブログを読んでくださっているみなさんにとっても、今日のお話が何かしらの参考となったら幸いです。

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今日のブログの内容は、Voicyでも更新しています。ぜひ合わせて聴いてみてください。